waniの和訳録

リクエストあればどうぞ。

Tove Lo Explains Why She Called Her Sophomore LP ‘Lady Wood- Tove Loの2ndアルバム「Lady Wood」の意味

Tove Loが彼女の2ndアルバムに名付けた“Lady Wood”はその名前から人々を驚かせた。しかし、そこにはそのイカした名前以上に深い理由がある。

 

“誰かを励ましたい時って、「男らしくしなさいよ!(注1)」って言うでしょ”

スウェーデンの歌姫は続けてこう話す。

“彼女は玉持ちなのよ(注2)。「ビッチなんかにならないでね(注3)」って。そんな感じよ”

 

音楽業界のセクシズムもタイトルに影響を与えている。

“私が女の子だから、「もっと周りの模範になろうとは思わないの?」とか「お上品になりなさいよ」みたいに言われている気がしたの”

“ その度にあれこれ考えて自分を守っていたんだけど、「どうして言い訳なんかしてるんだろう。守る必要なんかないのに」って思っていたのよ”

 

28歳はこう続ける。

“私にとって音楽とセックスは密接に関係しているの。私はそういう事に興味が強いけど ーいつでもセックスしてるって意味じゃないわ。でもそんな感じ。 ステージの上でもそうじゃなくても、身体を使って美しく、力強く、私自身を表現するの”

 

本題に戻ろう。

“タイトルの意味は玉付きの女って感じね。でも私たちに玉はないでしょ?だから Lady Woodなの。私にとっては畏怖の対象でありながら、スイッチを入れてくれる存在。”

 

なるほど。合点がいった(注4)。

 

【和訳補足】

英文全文はページの最後に記載しています。

  1. grow some balls ーかなり卑猥な表現です。。。女の子はもちろん、面前では使っちゃダメ。“Use your senses” “act maturely”とだいたい同義。
  2.  She’s a chick with balls ーchick は本来ヒヨコの意。ここでは若い娘。ball は(注1)と同義。
  3. don't be a pussy ーこちらも卑猥だけど。。。有名な隠語。
  4.  Fair enough  ー最初は分からなかったけど、説明を通して納得した時に使う表現。日本語にしにくいのが本音。

 

結局のところ Lady Woodとは。

2つの意味を掛け合わせている、ダブルミーニングのようです。

アルバムに収録されている楽曲“Lady Wood”で彼女は次のように歌っています。

 

Yeah, you give me wood

Give me lady wood

 

“Give me wood”で“Makes me have an erection”。すなわち、「勃たせる」という事です。

しかし、アルバムのタイトル“Lady Wood” だけでここまでの連想は難しい。

直訳は女性の森。

アルバムのジャケットを見てください。

f:id:wani1223:20170503022207p:image

勘のよろしい方にはわかるかもしれません。

かの有名なナポレオンに答えを聞いてみましょう。

キスをもっと下の方、胸よりもずっと下の方へ(中略)知ってるだろ、俺がちょっと立ち寄るのを忘れたりなんてしないと……ほら、あの小さな黒い森へ。そこに1000回キスをして、うずうずしながら達する瞬間を待つよ

 

まあTove Loに“Lady Wood”はないと思うのだけど…

 

Tove Lo raised some eyebrows by naming her sophomore LP Lady Wood, but there’s a deeper reason than it just sounding awesome. “When you want someone to be brave, you say ‘grow some balls,'” the Swedish diva tells Vogue. “She’s a chick with balls. It’s almost like saying, ‘Don’t be a pussy.'” Sexism in the music industry also inspired the title. “I felt like I was getting asked all these questions because I’m a girl. Like, ‘Don’t you feel like you should be a better role model?’ Or ‘Don’t you feel like you shouldn’t be talking about this?'”

“I just remember defending myself in a lot of situations where I was wondering, ‘Why am I defending myself? I shouldn’t have to make a case about this,'” the 28-year-old continues. “To me, music and sex are very connected. I’m a very sexual person —not meaning I have sex all the time, but it’s like, I express myself with my body onstage and off. It’s a very beautiful, powerful thing.” So, back to that title. “It’s kind of like saying a chick with balls, but since we don’t have balls, it’s lady wood. Things that kind of terrify me and turn me on at the same time.” Fair enough.